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2018年4月12日 (木)

「火垂るの墓」再放映決定に思う

 アニメ映画の監督だった高畑勲さんが5日に亡くなった。代表作の「火垂るの墓」が明日、日本テレビで当初の予定を変更して放映されるという。このアニメはテレビで何度も流されてきたので、多くの人が知っている物語だろう。野坂昭如の原作で、1945年6月5日の神戸大空襲の体験を基に描かれている。戦争の悲惨さを訴えた作品として、歴史に残るアニメである。

 敗戦の年は3月10日の東京大空襲をはじめ、日本全国で空襲の被害を受けている。極め付きが広島、長崎の原爆投下であった。
 原爆を扱った記録や物語は数多くあるが、広島に比べて長崎の方が少ないように思えるのは私だけだろうか。広島に投下された「リトルボーイ」より長崎に投下された「ファットマン」の方が1.5倍の威力があったのだが、長崎が山に囲まれていたので被害が広島ほどではなかったからか。それでも長崎原爆による死傷者は14万9千人に及んでいる。
 そんな長崎原爆のことを描いた森成人さんの「漆黒の月 長崎原爆投下からの九日間」を今月の1日にさんこう社が刊行したことは、先日のブログで書いた。発売後12日を経過したが反響の多さに驚いている。アマゾンのカスタマレビューに何人かが書き込んでいたり、長崎でも著者の家族の周辺から話題が広がっているという。長崎の被爆の模様が詳細に語られているのは貴重なことだろう。
 北朝鮮の核実験から、シリアの化学兵器に対するトランプ大統領の過激な発言と、世界は火種が尽きない。「火垂るの墓」を見て、「漆黒の月」を読んで、戦争の悲惨さを考えてみませんか。

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