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2018年4月17日 (火)

銀座はやっぱり日本の一等地

 久しぶりに「銀座の恋の物語」をビデオで観た。石原裕次郎と浅丘ルリ子が主演の映画だ。

日本映画が活況を呈していた頃の作品で、私の好きな蔵原惟繕監督によるテンポのいい恋愛ドラマである。脚本が山田信夫と熊井啓といえば、日本映画ファンには納得できる作品だろう。
 この映画の重要な舞台がデパートで昭和30年代のデパートも輝いていた。銀座松屋で撮影されたもので、当時下から上まで中央部分が吹き抜けになっていた。消防法によりあの形は廃止されたときいたが、一階から上を見上げた景観はなかなかのものだった。ちょうど私はその頃、銀座で働いていたので、この映画の撮影を遠目から見ることができた。今は昔の物語である。
 銀座のデパートも松坂屋が消え、あちらこちらで大きく様変わりしているが、老舗の店はまだまだ多くが健在だ。木村屋のアンパン、天賞堂の時計と鉄道模型、書店の教文館、松崎煎餅、銀座ライオン、呉服のいせよし等。これらの経営者達が、自分の店と銀座について語った講座が2006年から2009年にかけて開かれた。松屋の筋向いにある教文館ビルに入っていた恵泉女学園の、恵泉銀座センターが行ったものである。この講座を「新銀座学」として私の出版社が一冊の本に纏めたのは楽しい思い出として残っている。
 老舗の社長さん達に校正を届けては、いろいろな話を聞くことが出来た。さすが銀座は日本の一等地、みなさんそれぞれ苦労はすれど、自信を持って暖簾を守っていらした。どうぞこれからも、銀座で繁栄を続けますよう願っている。

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