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2018年4月 6日 (金)

希有のエッセスト、藤本邦彦さん

 藤本邦彦という友人がいます。私が昨年1月まで住んでいた東村山市の住民で、アルテ造園の社長です。社長になるまでの職歴は、書店員、絵本出版社、美術書出版社、造園会社員をしていました。無類の落語好きで、故柳家喜多八師匠とは親交があり、長く応援していました。

 藤本さんの職歴をみて分かるように出版について詳しく、私はいろいろと助言を受けてきました。高部晴市さんの絵本「たこちゃん」など、彼の紹介で出版しました。「たこちゃん」は発売後すぐ、全国の図書館から注文がきて800冊出荷しました。図書館でこんなに売れた本は他にはありません。
 その藤本さんですが文章もうまく、私共のさんこう社から2冊のエッセイ集を出版しています。「ミミズの心臓、ノミのため息」の1,2集で、この本はさんこう社が発行していた文芸誌「銀河」に連載していたものをまとめたものです。残念ながら「銀河」は休刊しましたが、刊行を続けていれば今も連載は続き、ミミズも3集を刊行したと思います。
 このエッセイ集は藤本さんのエスプリが詰まっていて、政治の辛口批評から、落語の話、虫や花のことまで楽しく語っています。このブログを書いていると酒好きの藤本さんが、居酒屋でチビチビ酒を飲みながら、ミミズの心臓からノミのため息を吐き出しながら、小さい声であれこれ世の中のことを語っていたのを懐かしく思い出しました。
 庭師としてほとんど休むことのない藤本さん。どうぞ身体を大切に、これからも人生と社会への義憤を、落語風ユーモアでシャレのめして下さい。

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