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2018年5月 3日 (木)

特殊潜航艇「蛟竜」を知ってますか

 「蛟竜」は太平洋戦争末期、海軍予備生徒を志願した学生達が、小豆島突撃隊に所属して訓練を受けた特殊潜航艇です。この潜航艇は、先頭に装備した魚雷2本を発射して敵艦を撃ち沈めるもので、沈められなかった時は体当たりして自爆するのでした。発電機や燃料を搭載するため、艦型も大きく5人乗りです。結局、出撃することなく敗戦を迎えたのでした。

 訓練中に戦死した人も何人かいたようですが、ほとんどの予備生徒は帰還されました。その方々が海軍の体験を語ったのが「特攻艇長たち 次世代への遺言」です。死を覚悟して訓練を受けた人達が、次世代への遺言を残そうとされたのです。2004年にさんこう社から出版しました。
 その後、2013年に上記の本の編集メンバーだった中尾英俊さんと高橋春雄さんが共著で「海軍予備生徒・特攻艇長」を出版しました。こちらも、私共のさんこう社からです。この本では、軍隊生活や「蛟竜」の訓練の模様が詳しく語られ、戦争の虚しさを何度も指摘されています。1924年生まれの中尾さんは数年前に亡くなられましたが、最後まで弁護士として活躍されました。1925年生まれで93歳になる高橋さんは健在です。
 戦争を知らない私ですが、本をつくっているときお二人から戦争の虚しさを語っていただきました。「あなたのように、何も知らない世代がきちんと私達の体験を憶えていてくれることが大事なのです」と。
 残念ですが戦争は世界のどこかで続いています。本当に残念です。

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