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2018年5月16日 (水)

地球温暖化に警鐘を鳴らし続けた人、澤光晴さん

 先月、澤光晴さんが亡くなられた。私と同い年なので、まだまだこれからも活躍されると思っていたので残念でなりません。

 澤さんは大手商社に長年勤務した後、自然環境を大切にしたいと風力発電事業を創業。商社の仕事で海外をまわったとき、地球温暖化に強い危機感を覚えたからでした。そんな中で、絵本や紙芝居で地球温暖化を子供たちに伝えるため、児童環境教育研究会を設立して活動されていました。
 絵本は自ら文と絵を書いた、「えっちゃんとシロのぼうけん ちきゅうがたいへんだ!」「シロクマのおやこ」の2冊と、つつみきよしさんの絵と共著で「サンゴがたいへんだ!」を研究会から発行して、多くの子供たちに広めていました。これらの絵本はさんこう社が発売所になっています。
 北極の温暖化で絶滅に向かっている「シロクマのおやこ」の話には、私は読んでいて目頭が熱くなったものでした。子供たちが大人になる数十年後のために、我々の世代が地球を守らなければと言っていた澤さん。まだまだやりたいことがあったと思います。今頃、天国でハラハラしながら地球を見ておられることでしょう。どうぞ安らかにといえる地球にしたいものです。

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