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2018年6月11日 (月)

外来語表記の中黒(・)は不要?

 外来語の区切りに中黒を使っていますが、最近は省略することが多くなっているようです。人名を片仮名で表記するときは、さすがに姓と名の区別がつきにくいので中黒を使いますが、単語を並べるときに使っていた中黒は省かれることが目立ってきました。

 クラシック音楽のチラシを見ると、ピアノリサイタルと中黒を取ったものが多く見られるようになりました。以前はチラシやプログラムはピアノ・リサイタルと表記されていました。最今の演奏会案内をみると、中黒を取ったものと入れたものは五分五分といったところでしょうか。ピアノデュオリサイタル、ピアノソナタ、ヴァイオリンソナタ等、中黒のないチラシをみることも多くなっています。
 音楽用語に限らず中黒の省略はあちらこちらで見かけます。私の本業の出版社さんこう社で出している本に『リベラル・アーツとは何か』というのがあります。2014年に初版を発行したものです。このリベラル・アーツという言葉ですが、今ではリベラルアーツと中黒を取った表記がほとんどとなっています。英語はliberal artsです。私の持っている広辞苑の第5版(1998年発行)には、ちゃんと中黒が入っています。少なくとも20世紀までは、ほとんどの外来語を単語で区切るとき中黒を使っていました。ところが今は外来語も、カタカナの日本語になったのでしょうか、取ることが多いようです。
 そこで『リベラル・アーツとは何か』の本を、古臭いと言われる方がおられるかも知れません。でも、そんなことはないと胸を張って私は言います。リベラル・アーツの歴史を語ったこれだけの本はありません。まだまだ新鮮な内容を持った本です。リベラル・アーツに興味のある方は、ぜひ手に取って欲しい本です。

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