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2018年6月30日 (土)

リューヤと魔法の本

 福永令三児童文学賞を受賞した「リューヤと魔法の本」は、この賞を主催した新風舎が倒産したため、本は完成しましたがほとんど日の目をみずに終わりました。この本の素晴らしさに韓国の出版社が注目し刊行したところ人気を博しました。

 韓国の読者からは「お話の中にお話が展開されて、まるで映画を観ているよう」「子どもと奪い合いながら夢中で読んでしまった」「リューヤがもらった魔法の本をもらって自分も冒険の旅に出てみたい」などと次を待つ反響の声が多く寄せられました。
 この作品を「リューヤと魔法の本・天空に漂う国」として、その後「竜の住む国」「地中に眠る国」と3部作のシリーズにして出版したのがさんこう社です。出版当時の女子社員が心を込めて制作にあたりました。校正をしていた私も、話の展開の面白さに引き込まれたものです。
 児童文学や絵本は出版市場でそれなりの量を占めています。そのほとんどは大手の出版社と児童書専門の出版社で作られています。以前、さんこう社で刊行した絵本を持って、児童書専門の書店を訪ねたことがあります。絵本の普及に熱心なおばさんたちが経営している書店ということで期待して何点か持って行ったのです。ところが名刺を差し出したところ、さんこう社? 知らないわね、置く場所がないわ、といって絵本のタイトルも中身も見ようとせず、追い返されました。零細企業の惨めさを嫌と言うほど味わったものです。
 このとき持って行った絵本は「のらねこのノー」「マックロとしっぽ」「ぜーんぶわすれた」などでした。いずれもアマゾンで販売しています。見てもらえればわかります。高貴なおばさんに、どれだけ見る目がなかったということが。
「リューヤと魔法の本」の本も、もっと多くの子どもから大人に読んで欲しい本です。手に取っていただければ韓国の人たちがいかに喜んで読んでくれたか分かるはずです。
 こちらもアマゾンで手に入ります。よろしくお願いいたします。

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